さびる前にさび予防

さびた単管パイプ

ホームセンターに置いてある単管パイプは、亜鉛めっきがされているのですが、「亜鉛の膜が薄い」という特徴があります。コストを安くするため、亜鉛をあえて薄くしているのです。雨が溜まりやすい内部や、鉄がむき出しの切断面からさびが発生し、亜鉛が消耗し切ると上の写真のようにさびがじわじわと広がります。ここまでさびてしまうと、錆落としがとても大変です。さびる前に、さびを予防する意味で塗っていただくのがベストです。


ローバルを塗るタイミング

劣化度1

まだまだ元気!

亜鉛めっき中に含まれる亜鉛が、鉄をまだまだ守ってくれています。
メインとなるパイプは大丈夫でも、クランプの部分やボルト・ナットなどは錆びているかもしれませんので、注意して下さい。


劣化度2

改修のベストタイミング!

亜鉛が消耗しかけていて、さびに負け始めています。
この状態が改修にはベストなタイミングなので、亜鉛を補給して元気にしてあげましょう。
さび落としには手工具(ワイヤーブラシなど)をご使用ください。


劣化度3

早急な対応が必要です!

亜鉛が消耗し尽くし、全面にさびが出ている状態です。
このまま放置すると鉄素材の強度がどんどん低下していきますので、早急な対応が必要です。
さび落としには電動工具(ディスクサンダーなど)をご使用ください。


劣化度4

もう手遅れです・・・

劣化度3を放置すると、この状態になります。
鋼材の中にさびが侵食し、強度が低下しています。
この後は孔が開いたり折れたり、というような状態に進んでいきます。
さび落としはかなり難しく、買い替えをおすすめします。




対策方法はとても簡単!

①クリーニング

 
クリーニング

②混ぜる

混ぜる

③たっぷり塗る

たっぷり塗る

新しい単管パイプに塗装した事例をご紹介します。

1ケレン

1.表面をクリーニング

ホームセンターにながらく置かれていた単管パイプの表面には埃や油分、亜鉛がさびてできた白さびなどが付着しています。ワイヤーブラシなどでゴシゴシと磨いて、不純物を落としてしまいましょう。


2拭き取り

2.磨いた後を拭き取り

乾いた布や紙で磨いた後を拭きとって下さい。ワイヤーブラシが削った粉などが残っていると、塗料の付着が悪くなる可能性があります。


3塗料を混ぜる

3.塗料を混ぜる

ローバルは亜鉛を大量に含んでいます。ずっと在庫されていた塗料缶の底に亜鉛が沈殿している可能性があるので、均一になるまでしっかり振って混ぜて下さい。缶を逆さまにするのが混ぜるときのコツです。


4沈殿

4.缶の底を確認

割り箸や木の枝などで、塗料缶の底に亜鉛のカタマリがないか確認して下さい。カタマリがある場合は、もう一度蓋を閉めて振りましょう。


5まずは端面

5.まずは端面を塗りましょう

使用するハケはニス用のハケなど、コシの柔らかいものがおすすめです。まずは鉄がむき出しになっている端面を塗って下さい。塗料を置くようにたっぷりと塗るのが、さびさせないコツです。


6残りの部分

6.残りの部分も塗りましょう

端面の次は、残りの部分を塗って下さい。置いていくように、たっぷりと塗っていくと長持ちします。ローバルは2回塗りが基本なので、1回目が終わり、乾いた面を指で触っても塗料が指に付かなければ2回目を塗っていきましょう。

2回塗りが完了したら、あとは1日程度養生して完了です!




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